電気ポットや電気ケトルを長い間使っていると底の方に白い汚れ(カルキ汚れ)が溜まっていることがあります。カルキは水道水に含まれている塩素が他のミネラルと結晶化したものです。
このカルキ掃除の回数を減らすために、カルキが付きにくい電気ポットと電気ケトルを紹介します。
電気ポット | 特徴 |
タイガー PIM-G300 | カルキ抜き機能で沸騰後、8分でカルキを100%除去 |
象印 CV-GV22 | カルキ抜き機能でカルキを除去 |
アイリスオーヤマ IAHD-122 | 再沸騰はカルキ抜きも兼ね、1~2分沸騰することでカルキを飛ばす |
電気ケトル | 特徴 |
ティファール ウォッシャブル | カルキが付きにくい「ウルトラポリッシュ底面」加工 |
象印 CK-AX08/CK-AX10 | カルキ抜き機能でカルキを除去 |
エムケー精工 TK-G10 | カルキ抜きモードでカルキを除去 |
また、カルキ汚れはクエン酸スプレーで簡単に落ちるかというとクエン酸スプレーだけでは完全に落ちません。
カルキ汚れの掃除はクエン酸水を電気ポットや電気ケトルに入れて、カルキ汚れが溶けるのを待つ必要があります。
カルキ抜き機能の電気ポット・電気ケトル|クエン酸掃除を減らす
カルキ抜き機能がある電気ポットや電気ケトルならカルキ掃除の回数は減るので便利です。
カルキ抜き機能がついている電気ポットや電気ケトルを紹介します。
タイガー PIM-G300 | 電気ポット
蒸気レス機能の電気ポットですが、しっかりカルキ抜きを行います。
沸騰直後で約75%のカルキを除去し、約8分後には100%のカルキを除去します。
象印 CV-GV22 | 電気ポット
カルキ抜き機能があり、カルキを飛ばして沸騰します。
アイリスオーヤマ IAHD-122 |電気ポット
カルキ抜きについて、再沸騰ボタンはカルキ抜きも兼ねており沸騰状態を1~2分維持することでカルキを飛ばします。
色も3色あります。
ティファール ウォッシャブル0.8L | 電気ケトル
カルキが付きにくい「ウルトラポリッシュ底面」という加工が施されています。こまめなお手入れなしでも底面を清潔に保ちます。
また、電気ケトルとしては初めての丸洗いができます。
象印 CK-AX08/CK-AX10 | 電気ケトル
カルキ抜き機能について、気になるカルキ臭を除去します。
「カルキとばしコース」を選択し、沸とうしてから約2分30秒後にカルキとばしを行い完了すると音で知らせてくれます。
エムケー精工 TK-G10 | 電気ケトル
カルキ抜きについて、カルキ抜きモードのボタンがあり、ボタンを押すことでカルキ抜きができます。
電気ポットや電気ケトルのカルキ汚れとは
カルキ汚れの落とし方の前にカルキ汚れのでき方を知っておくと便利です。
上の写真にあるように電気ポットの底にに白い結晶のようなものが付着しています。これがカルキ汚れです。
水道水には人体への影響がない微量の塩素を入れて殺菌しています。塩素と水道水に含まれているカルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラル成分が結合し、白い結晶のカルキとなります。
電気ポットや電気ケトルを毎回、使用したら拭いているものの水分がやはり残っている場合があります。この場合、水道水の水成分が蒸発し、カルキの汚れが残ったりします。特に電気ポットを常に保温状態で使用しているケースでは、電気ポットを使用したら拭くケースよりもカルキが早くできます。
1つ知っていて欲しいのは、この白いカルキ汚れは、アルカリ性です。アルカリ性を溶かすには酸性のものを使い掃除をします。
- 塩素(カルキ)は殺菌のため水道水に入れている(害はないくらい微量)
- 塩素(塩素)とミネラルがくっついたのが白いカルキ汚れ
- カルキ汚れはアルカリ性で酸性を入れるとで溶ける
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電気ポットや電気ケトルのクエン酸によるカルキ掃除
電気ポットや電気ケトルのカルキ汚れには、酸性のクエン酸を使います。
電気ポットや電気ケトルへのクエン酸によるカルキ汚れの落とし方(スプレーでは不十分)
クエン酸を使ったカルキ汚れの落とし方の手順を説明します。しつこいカルキ汚れはクエン酸スプレーを吹き付けるだけでは落ちません。
販売されているクエン酸は薬事法の基準を満たしているので食べても問題ありません。クエン酸がない場合はお酢での代用もできます。お酢の臭いが気になる方は、クエン酸の使用をお勧めします。
カルキ汚れは白くなっているとしっかりこびりついているので、クエン酸のスプレーだけでは落ちませんね。
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電気ポットや電気ケトルへのクエン酸による掃除の頻度は?
可能であれば、クエン酸でのカルキ汚れの掃除を月に1回してもらえれば、電気ポットや電気ケトルは清潔な状態を保つことができます。ただし、そんな頻度で掃除を行うのは面倒という方は、気が付いたときに行ってもらえればと思います。白い汚れなので目立ちますからね。
保温が必要でないときは電気を消したり、使わないときは余分な水分をふき取ったりしたらカルキ汚れはできにくいですね。
また、電気ポットや電気ケトルの中を乾かすために、使わないときは蓋を開けたままにしてもいいですね。
電気ポットや電気ケトルのクエン酸掃除の注意点
電気ポットや電気ケトルのカルキ汚れについて、酸性のクエン酸を使えばきれいになることが分かりました。
いくつか掃除の注意点があります。
■注意点1
もっときれいにしたい(カビ取り)からといって、クエン酸と塩素系漂白剤を混ぜないようにしてください。有毒な塩素ガスが発生するのでご注意を。
カビ取りをしたい場合、塩素系漂白剤のみで電気ポットや電気ケトルの洗浄をします。洗浄後は十分、水で洗います。
■注意点2
クエン酸でのカルキ汚れの洗浄後にカルキ汚れが少し残っている場合、激落ちくんなどのメラミン樹脂でこすって取るのは避けてください。内部にキズがつく場合がありますので、キッチン用のスポンジで優しく拭き取るか拭き取れない場合、もう一度、クエン酸による洗浄で様子を見てください。
■注意点3
重曹もよく掃除で使いますが、重曹はアルカリ性です。カルキ汚れもアルカリ性ですので掃除には酸性のクエン酸などを使います。
まとめ|電気ポットや電気ケトルのクエン酸掃除
電気ポットや電気ケトルを長い間利用したときにできる白いカルキ汚れについて、クエン酸での掃除について解説してきました。知っていれば意外と簡単と思います。
電気ポットや電気ケトルを定期的にクエン酸で掃除するというのが少し面倒かもしれませんが、習慣的に掃除をすれば数時間で終わる作業かと思います。
掃除も楽しいと考えてもらい、ぜひともチャレンジしてもらえると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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