2023年4月から自転車に乘る際、自転車ヘルメットを着用することが努力義務になりました。
努力義務と言っても自転車ヘルメットを被らなくても法律違反にはなりません。
しかし、過去の自転車事故からは自転車ヘルメットを被れば頭部にダメージを受けて助かったかもしれない事例がありました。
では、ヘルメットなら何でもいいかというとそうでもありません。
本記事では、以下のポイントを解説します。
- 自転車ヘルメットが必要な理由
- 自転車ヘルメットの選び方
- おすすめの自転車ヘルメット
自転車ヘルメットは被ればなんでもいいの?
自転車ヘルメットがなんでも良くない理由(頭部を守る)
自転車事故の過去の事例から説明します。
下の円グラフは自転車乗車中の死亡者が負った致命傷として、頭部が56%と最も多いです。
事故で頭部を負傷したことで死亡した割合が約半分を占めています。
これから、自転車に乗車する人は頭部を守れば死亡件数が減ることになりますので、頭部を守る自転車用ヘルメットを被る必要が出てきます。
自転車ヘルメットがなんでも良くない理由(安全基準)
自転車ヘルメットを被っていれば事故から頭部を守れることが分かりました。
では、『自転車ヘルメットや工事などで被っているヘルメットも同じヘルメットなので、頭を守れるのは同じでしょ。』と考えますよね。
実は、自転車ヘルメットと工事などで被っているヘルメットは安全基準が違います。自転車ヘルメットの方が強度があります。理由は自転車に乗っている状態から地面に頭を打つ方が頭への衝撃が強いからです。
よって、安全基準を満たした自転車ヘルメットを装着して自転車に乘るのが一番、頭を守れます。
日本で流通している自転車ヘルメットの安全規格を表にまとめました。
ネットでの購入で注意があります。CEマークのEN812は自転車ヘルメット向きではないですね。
自転車ヘルメットはCEマークについて、その規格がEN1078になっていれば安心です。EN812は産業用ヘルメットの規格で自転車ヘルメットではありません。
規格名称 | マーク | 説明 |
SG | ・日本国内の製品基準 | |
JCF公認 | ・自転車競技連盟が定めた基準 ・自転車競技用 | |
JCF推奨 | ・自転車競技連盟が定めた基準 ・自転車競技用以外 | |
CE EN1078 | ・EUが定めた製品基準 ・EN1078が自転車ヘルメット ※EN812は産業用ヘルメット | |
CSPC 1203 | ・アメリカが定めた製品基準 |
なんでもいい訳ではない自転車ヘルメットの選び方
安全規格を満たした自転車ヘルメットの選び方のポイントは以下です。
- 頭のサイズ
- 利用シーン(通勤・通学、買い物、サイクリング)
自転車ヘルメットの選ぶポイント:サイズ
自転車ヘルメットを選ぶポイントとして頭のサイズが重要です。
下の図にあるように日本人に多い短頭型に合った自転車ヘルメットを選ぶ方と良いです。そういう意味では日本製の自転車ヘルメットは日本人に合った自転車ヘルメットです。
もし、海外製の自転車ヘルメットを選ぶ際は一回り大きな自転車ヘルメットを選ぶとよいですね。
出典:楽天
自転車ヘルメットの選ぶポイント:利用シーン
自転車ヘルメットの装着を努力義務にしたことで、サイクリング以外に通勤・通学や買い物まで日常生活に必要なアイテムになります。
そのため、サイクリング用の自転車ヘルメットでは通勤・通学や買い物で自転車ヘルメットを装着すると少し違和感があるかもしれませんので、利用シーンに合った自転車ヘルメットを選ぶと良いでしょう。
なんでもいい訳ではない自転車ヘルメットのおすすめ
OGK kabuto LIBERO:通勤をかっこよく
おすすめの帽子型ヘルメットは、OGK kabuto LIBEROです。
OGK kabuto LIBEROはキャップタイプです。通勤や通学にいいですね。
このまま、カフェに入っていもシーンに溶け込んで自然ですね。
OGK kabuto LIBEROはSGマーク認定されているので安心です。
Closca LOOP:コンパクトなヘルメット
帽子型ヘルメットは、Closca LOOP です。
シンプルなデザインで、折りたたむことができてコンパクトになります。
Closca LOOPは CEのEN1078やCPSCに準拠しています。
OGK kabuto シクレ:日常の買い物をおしゃれに
自転車ヘルメットで有名なOGK kabutoから発売されている、OGK kabuto シクレのヘルメットです。
デザインは一見すると普通の帽子に見えますが、帽子内部はヘルメットになっています。
OGK kabuto シクレはSGマーク認定されているので安心ですね。
CAPOR(カポル)カメリア:買い物に最適なヘルメット
チェックブラウン
ドットブラウン
カポルのカメリアはおしゃれな自転車用ヘルメットです。
ちなみにカポルは、「公益財団法人東京しごと財団」との共同開発製品です。
カポルの製品は購入時に国内保険会社の交通傷害保険が1年間無償で付帯しています。
普通の帽子と変わらないのでヘルメットとは分からないですね。
カポルのカメリアの安全認証はCEのEN1078です。
ブリヂストン クルムス:通勤・通学からサイクリングまで
ブリヂストン クルムスは、通勤・通学からサイクリングまで幅広く利用できる自転車用ヘルメットです。
安全規格もSG規格に準拠しています。
まとめ
自転車用ヘルメットはなんでもいいか?という疑問に対して説明してきました。
自転車ヘルメットは事故から頭部を守ってくれますので、自転車をよく使う方はぜひ、参考にしてもらえると助かります。
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